東京貿易メカニクス株式会社

ポンプ

極低温用キャンドモーターポンプ(帝国電機製作所製)

完全無漏洩キャンドモータポンプの特徴を応用した極低温用キャンドモータポンプです。LNG等、可燃性の液にも安心してご使用できます。

特長

  1. 1. グランドシールやメカニカルシールがないため、シール部品の取替え、調整といった保守作業が不要です。
  2. 2. 地上設置型キャンド構造によりポンプバレルが不要です。
  3. 3. リバース加圧形で、モーター冷却用に使われた液も加圧送液することにより、ポンプ効率が大幅にアップします。

用途

LNG、液体窒素、液体酸素、液体アルゴン仕様
都市ガス、サテライト工場用、コージェネ発電用、工場設備用

ポンプ仕様

全揚程 560m 435m
容量 261L/min 400L/min
取扱い流体 LNG LNG
吸込み温度 -160℃ -160℃
設計圧力 8.4MPa 3.0MPa
電動機 45kW 45kW
主要部材質 SCS13/SUS304 SCS13/SUS304

注:大流量及び高揚程仕様についてはお問い合わせください。

極低温用ポット型キャンドモーターポンプ(帝国電機製作所)

特長

  1. 1. コンパクト設計、ポンプ段数削減、最適モーター設計
  2. 2. 低温液化ガス(高圧ガス):LN2、LNG、LEG、LAR など
  3. 3. 低NPSHrを実現
  4. 4. 自動バランス構造
  5. 5. ポンプ部にディフューザーを採用、ラジアル荷重をキャンセル
  6. 6. 真空式ポット型ケーシング
  7. 7. 高圧ガス保安法、防爆(国内)に対応
  8. 8. LN2にて性能試験を実施

【液化ガス物性値例】

液名 液温 (℃) 密度 (kg/m³) 粘度(mPas) 動粘度(mm²/s)
LN2 -196 0.809 0.155 0.192
LNG -162 0.458 0.150 0.328
LEG -104 0.567 0.176 0.310
LAR -185 1.392 0.255 0.183

【仕様】

項目 内容
型式例 P44-318P4PG-0505SM5Q-J
モータ出力 ~55kW
駆動方式 商用電源駆動/インバータ駆動
運転周波数 標準モータ: 50/60 Hz(商用電源駆動/インバータ駆動)
高速モータ: 65~120 Hz (インバータ駆動のみ)(*1)
運転回転数 ~7,200 min&sup-1;
適用温度・流体 -196℃~ 【LN2/LNG/LEG/LAR/…(低温液化ガス)】
設計圧力 ~4MPa
吐出量/全揚程 ~1,000 LPM / ~800 m
ポンプ段数 標準モータ:~12段  高速モータ:~6段
NPSHreq. 低NPSHreq
主材質 SUS304,SUS316
適用法規 高圧ガス保安法(国内) 防爆(国内/国外)

【オプション】

保護装置 標準 / オプション 目的 備考
TRGパネルメータ
型式:JC-60P
オプション 軸受摩耗検知 遠隔監視。
TRGコンバータ
型式:TLG-P
オプション 軸受摩耗検知 DCS監視
出力:4~20 mA / 1~5 V
TRC オプション 回転方向確認 現場監視。
圧力スイッチ
型式:TPS
標準 ステータキャン
破損検知
異常時シャットダウン。ON/OFF制御。
振動計 標準 軸受摩耗検知 現場監視、及びDCS監視
※異常時、シャットダウン・アラーム発信(客先設定)
サーモスタット
測温抵抗体
熱電対
オプション モータコイル保護 現場監視、及びDCS監視
※異常時、シャットダウン・アラーム発信(客先設定)
サーモスタット
測温抵抗体
熱電対
オプション 液温監視 現場監視、及びDCS監視
※異常時、シャットダウン・アラーム発信(客先設定)

【ポット型ポンプの採用メリット】

項目 内容
ガス噛み回避 吸込配管で一時的に発生するガスを噛み込みにくく、
ガス噛みによるトラブル(摺動部損傷、吐出量不安定)を回避しやすい
冷却状態保持 ポンプ部全体が取扱液に浸かるため冷却状態を保持しやすい
漏洩リスク 露出しているガスケット封止箇所が少なく、取扱液の漏洩リスクが少ない
ポンプ部
ダウンサイジング
全揚程をポンプ段数の代わりに高速回転で確保するため
ダウンサイジング化が可能 ※インバータによる高速運転の場合
モータ部
ダウンサイジング
最適な専用モータ設計により
ダウンサイジング化が可能 ※インバータによる高速運転の場合
リバース配管 ポンプと取扱液貯槽気層部に均圧配管を設けるため
リバース配管が不要
保冷工事 保冷工事施工箇所が少ない ※真空ジャケット付き採用の場合

【据付方式】